【2024年12月4日 今日の富士山】

おはようございます。
今朝は淡い青空に薄雲がかかり、いつもより優しげな姿の富士山が見られました^^
季節はずれの暖かさで、分厚かった雪もだんだん薄くなってきたようです。
今日の予想最高気温は18℃。昨日より2℃低いものの、この時季としては暖かいですね。
朝晩は寒く日中暖かいので、最近は寒暖差アレルギーの症状が出る方が増えているようです。
体に感じる温度差を小さくする、運動やストレッチ等で血流を促し自律神経を整える、精神的なストレスを避けるなどの対策をしていきましょう。
今年ももう忘年会シーズンですね。コロナ禍明けで、久々に参加される方も多いのではないでしょうか。
「酒は飲んでも飲まれるな」を肝に銘じて、楽しくお酒を飲んでください♪
それでは今日は“静電気”について書いていきます。
冬になると多発するのが静電気トラブル。
セーターを脱ぐ時にパチパチしたり、ドアノブに触れたときにバチッと痛みを感じたり、 皆さん静電気に悩まされた経験があるのではないでしょうか。
私たち人間を含めて、地球上に存在するモノは全て電気を持っています。
電気には「プラス」と「マイナス」の2種類があり、通常はそれぞれ同じ数を持っているので釣り合いが取れている状態です。
プラスでもマイナスでもないので電気を帯びていない状態と言えます。 しかし、モノとモノが擦れて電気の「衝突」が起こると、マイナスの電気は簡単に移動してしまい、プラスとマイナスのバランスが崩れてしまいます。一方にプラスの電気が多くなり、もう一方にマイナスの電気が多くなるのです。
この、バランスが崩れた電気の状態を静電気と言います。 静電気を帯びた状態だと電気的なバランスが悪いため、立て直そうとする力が働きます。プラスの電気を多く持つモノと、マイナスの電気を多く持つモノが近づいたとき、バランスを取り戻そうとしてマイナスの電気が移動します。この動きを放電と言い、この時電流が流れます。
つまり、いわゆる「静電気」とは、「静電気によって生じた放電」のことなのです。
通常、体にたまった静電気は、日常生活の中で知らないうちに少しずつ放電されていきます。例えば、湿度の高い夏には、空気中の水分を通して静電気は自然と放電されます。水は電気を通しやすいため、空気中の水分が多ければ多いほど放電が進むのです。
しかし、冬は乾燥して空気中の水分が少ないため、静電気が放電されにくくなり、どんどん体にたまっていきます。体に静電気がたまった状態で、金属製のドアノブなど電気が流れやすいものを触ると、体にたまっていた静電気は、ドアノブに向かって一気に流れます。あの「バチッ」という痛みは、この急激な放電によって生じるのです。
静電気は、湿度20%以下、気温20℃以下になると発生しやすくなります。晩秋から春先にかけて、特に注意が必要です。
しかし、乾燥する冬でも、静電気に悩まされる人とそうでない人がいます。この違いはなぜ生じるのでしょうか。
静電気をためやすいのは、肌の水分量が少ない乾燥肌の人です。健康な肌(うるおいのあるしっとり肌)と乾燥肌の皮膚を比較しながら詳しく見てみましょう。
皮膚は表皮、真皮、皮下組織の3層に分かれています。表皮の一番外側には、レンガの塀のように細胞がぎっしり積み重なった「角層」という層があります。細胞の間を埋めているのは、主に「セラミド」という脂肪です。セラミドは水分を吸着する役割も果たしており、角層には水分が蓄えられています。そして、皮膚の最も外側には、汗と皮脂が混ざり合ってできた「皮脂膜」という薄い膜があり、皮膚から水分が失われないように、全身を覆っています。セラミドと皮脂膜によって、肌の水分量は保たれています。
しかし、加齢などさまざまな理由で皮脂膜が少なくなると、肌の水分が蒸発しやすくなり、セラミドに蓄えられた水分も失われてしまいます。この状態が乾燥肌です。
水分がしっかり蓄えられた健康な肌の場合、静電気は肌の水分を通して日頃から少しずつ放電されるため、静電気で痛みを感じることはあまりありません。一方、乾燥肌の人の場合は、水分量が少ないため、静電気が放電されにくく、体にたまりやすくなっています。すると、金属などを触ったときにいっぺんに放電してしまい、「バチッ」と痛みを感じるのです。
また、乾燥肌に静電気が起きると、かゆみが増す原因になります。通常、かゆみを伝える神経(C線維)は、表皮と真皮の境界部分までしか伸びていません。しかし、肌が乾燥すると、C線維はより皮膚の表面に近いところ(角層のすぐ下)まで伸びてきます。乾燥した肌は、わずかな刺激でもかゆみを感じやすい状態になっているのです。静電気もC線維に刺激を与えてしまうため、かゆみがさらに増すことになります。不快な症状を減らすためにも、静電気対策が必要です。
静電気は乾燥によって生じやすくなるので、静電気をためにくい体質にするためには、乾燥対策も大切になります。
①部屋の加湿をする
空気中の水分が増えれば、静電気が生じても自然に放電しやすくなります。加湿器を使用したり、洗濯物を室内に干したり、部屋に水の入ったコップを置いたりして、部屋の加湿を心がけましょう。
②肌の保湿をする
不足している水分を補い、肌を保護するためにも、毎日保湿剤を塗るようにしましょう。手足や首まわりなどの外気に触れやすい部分だけでなく、洋服に隠れているお腹まわりや腰なども乾燥しやすいため、忘れずに塗って、全身を保湿します。特に、お風呂上がりがお勧めです。保湿剤は、薬局などで市販されている乳液やクリームでOKです。
③洗いすぎない
清潔にしようとするあまり、毎日ごしごし体を洗ってしまうと、皮脂膜まで落としてしまうことになり、かえって肌の乾燥を招いてしまいます。汗をかきやすい部分や汚れやすい部分以外は、毎日石鹸をつけて洗わなくても問題ありません。シャワーで洗い流すだけでも汚れを十分落とすことができます。また、石鹸を使う場合も、ナイロンタオルなどでこするのではなく、手でやさしく洗うようにしましょう。
④湯船の温度は40℃以下に
熱いお湯につかると、皮膚を守っている皮脂膜やセラミドを溶かしてしまい、乾燥肌の原因になります。湯船の温度は40℃ぐらいまでを目安にしましょう。また、長時間お湯につかるのも、同じ理由で禁物です。
⑤天然繊維の衣服を身に着ける
綿などの天然繊維の衣服を身に着けるとよいでしょう。天然繊維は吸湿性が高く水分を含みやすいため、静電気が自然と放電されやすくなります。一方、化学繊維は吸湿性が低いため、電気を逃さず、静電気がたまりやすくなってしまいます。肌への刺激になるため、避けたほうがよいでしょう。
静電気は不快なものですが、静電気に悩まされているということは、それだけ肌の乾燥が進んでいるサインでもあります。今回紹介した静電気対策は、乾燥肌対策にも有効ですので、「一石二鳥」を狙って、今日から早速試してみてはいかがでしょうか。

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