【2024年8月9日 今日の富士山】
昨日は日向灘を震源とする大きな地震がありましたね。
巨大地震注意が発表され、不安な気持ちでなかなか眠りにつけませんでしたが、無事に朝を迎えられたことに一安心。
明日からお盆休みに入る方は多いと思いますが、万が一に備えて防災グッズや避難場所の確認を改めて行いましょう。
さて今日の富士山は、前に立ちはだかる夏雲に隠れがち。
霧で道中が真っ白になっており登山は危険とのこと。
日中は暑くなりそうですが、夕方から雨の予報となっています。
熱中症と天候にご注意を!
お盆休み前の金曜日、頑張って乗り切りましょう!
それでは今日は“塩バナナ”について書いていきます。
気温が高くなるこの季節に気をつけたい熱中症。熱中症は、気化熱で体温を抑えるために汗をかき、そのため体内の水分やナトリウムなどの減少や血液の流れが滞るなどして逆に体温が急上昇し、重要な臓器が高温にさらされたりすることで発症します。
場合によっては生命に関わることもあるので注意が必要です。
そんな熱中症対策に注目の方法は、バナナに塩を振りかけるだけという、『塩バナナ』。
バナナは、安価で手に入り、携帯に便利でいつでも食べられる食品としてバツグンの補給食です。しかも、ほかの果物に比べて炭水化物を多く含み、栄養価が高いという利点も。消化がいいため、すぐエネルギーに変換され、補給食として効率的です。
バナナには各種ミネラルも豊富に含まれています。特筆すべきカリウムは、りんごの3倍、みかんの2.4倍。マグネシウムはりんごの6.4倍、みかんの2.9倍も。これらのミネラルは、体の機能を正常に維持するために欠かせない栄養素。特にカリウムは、ナトリウムと相互に作用しながら細胞の浸透圧や塩分濃度を調整し、体内の水分を保持する役割があるのです。
また、マグネシウムは代謝やエネルギー生産にも深く関与。筋肉の収縮を制御したり、血圧を下げたり、血栓をできにくくする働きもあります。
けれどもこうしたミネラル豊富なバナナにも、ほとんど含まれていないのがナトリウムなのです。
先に述べたとおり、カリウムはナトリウムとともに作用して体液の濃度を維持・調整しますが、ナトリウムがないと、これが機能しないのです。汗をかくことでナトリウムが排出されますね。すると、体が水分を保持できなくなり脱水症を起こしてしまいます。暑いときに脱水症になると体内に熱がこもり、熱中症のリスクも上昇し、めまい、湿疹、筋肉の痛みや硬直、頭痛や吐き気などの症状が現れます。ひどくなるとけいれんや意識障害のおそれも。このように脱水症や熱中症の予防には、ナトリウム、つまり塩分の摂取が欠かせません。
そこでおすすめなのが塩バナナ。作り方は、超カンタン。バナナの皮をむいて全体に塩ひとつまみを2回ほど振るのが目安。塩は食卓塩でも良いですが、ミネラルにこだわるなら海塩や天然塩も◎。時間帯は栄養補給目的ならいつでもOK。1日に1本が目安ですが、朝に1/2を食べ、夕方1/2にしても良いです。
この塩バナナの存在を知り、工場や建設現場などでこれを取り入れる会社も増えています。
なお塩バナナは、こむら返りにも効果を発揮します。
主に運動中や就寝時にふくらはぎが急にけいれんを起こして足がつる状態を、こむら返りといいます。こうした筋肉の異常な収縮・硬直を防ぐにはマグネシウムをはじめとしたミネラルを補給することが大切。こむら返りに悩まされている方は、夜のおやつに塩バナナと水をとるのがおすすめです。
子どもから大人まで熱中症には用心しなければなりませんが、特に年齢を重ねると、のどの渇きや体調の変化をなかなか感じなくなるため、体から水分が失われていることに気づきにくい。
予防にはこまめな水分補給が肝心ですがお茶やコーヒーは逆効果。
ミネラルを含まないうえ、カフェインに利尿作用があるので、水分の排出を促すことになります。また、スポーツドリンクは糖分が多いのでこちらも要注意。
塩バナナといっしょにとるなら、ただの水でも十分に熱中症対策に効果があります。
塩を振ることで甘味も引き立ちおいしい塩バナナ。毎日の習慣に、ぜひ取り入れてみてはいかがでしょうか。
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