【2022年11月3日 今日の富士山】

おはようございます。
今日は祝日!文化の日ですね!
日本の平和や文化の発展を願う日だそうです。
そんな日に相応しく、快晴の空と富士山がとても美しく見えております^^
一日でかなり雪が溶けてしまいました。
今日も日中はポカポカ陽気になるようなので、さらに雪がなくなってしまいそうですね。
今日から5日まで、「富士宮まつり」が開催されます。
3年ぶりの開催ということで、楽しみにされていた方も多いのではないでしょうか^^
少しずつ制限も緩和され、日常を取り戻している感じがして嬉しいですね。
まだまだ感染対策はしっかりしていきましょう。
それでは今日は“身長”について書いていきます。
子どもの頃、自分の身長が伸びていくのが楽しみだった人も多いと思います。大人になると身長が伸びなくなるのは当然のようにおもいますが、毎年の健康診断で微妙に身長が伸びたり縮んだりして、大人でも身長は変わるのかな?と疑問に思う人もいるようです。
人間の体は、骨が伸びて身長が伸びるわけですが、骨がそのまま大きくなるわけではなく、「骨端線」という全身のそれぞれの骨の端にある部分が伸びることで、身長が伸びます。
骨端線に『成長軟骨板』という弾力のある軟骨があります。成長期には、それぞれの成長軟骨板で、もりもり軟骨細胞が増えます。そうすると成長軟骨板が伸び、軟骨が骨に置き換わり身長も伸びていきます。
大人になるにつれ、この成長軟骨板は骨に変わっていきます。完全に骨に変わると、成長軟骨板はなくなり、骨端線は閉じ、身長の伸びは止まります。そのため、大人になったら身長が伸びなくなります。1年間で身長が最も伸びた時期から、平均で約6年後に、身長の伸びが止まる傾向があります。
米大リーグの大谷翔平選手やプロ野球の佐々木朗希投手の育成過程で、「骨端線が閉じていないので、慎重に育成した」との話があります。
成長期のスポーツ障害は、骨端線が大きく関係しています。骨端線にある軟らかい成長軟骨板は、大人の骨と違って、軟らかく弱いのです。そのため、成長期に、骨端線に負荷がかかりすぎると、骨端線が壊れ、障害につながります。
特に野球では、投球する側の肘の骨端線に負荷がかかってしまいます。これは『野球肘』といった障害で有名です。成長期の野球選手では、肘の検診が重要で、昨今では全国的に野球肘検診が行われています。骨端線は平均で17歳ごろに閉じます。17歳ごろまでは骨端線の障害には注意が必要です。
身長は40歳以降、平均すると10年で1センチほど縮みます。年を取ると身長が縮む原因は、次の3つがあります。
1.骨粗しょう症による背骨の圧迫骨折・背骨の変形
2.加齢による椎間板の水分減少
3.生活習慣による不良姿勢
病気以外で通常は骨自体が縮むことはありません。年を取ると骨が脆くなる骨粗しょう症になります。骨粗しょう症になると、背骨が自分の重みに耐えられずに変形してしまう圧迫骨折が起こります。そうすると背中が曲がったり、身長が縮んだりします。
また、背骨と背骨の間にある椎間板も、水分が少なくなり弾力を失い、年齢とともにつぶれてきて、それに伴い身長も縮みます。また、姿勢が悪く猫背であることなどによっても、身長は縮みます。
大人になって、根本的に背が伸びることはありませんが、一日の中で身長の伸び縮みは起こっています。背骨と背骨の間にある椎間板は、そこにかかる軸圧で膨らんだり、縮んだりします。寝転がっていると椎間板には軸圧がかからず、椎間板は膨らんでいて、座ったり立っていたりすると椎間板には軸圧がかかり、椎間板は縮みます。
そのため、一日の中で身長が一番高いのは、朝起きた直後であり、日中の起きている間に徐々に縮み、就寝前には最も低くなります。また、猫背などで姿勢が悪い人は、姿勢を正すことにより身長が伸びることがあります。
身長を縮むのをなるべく防ぐためには、姿勢を正しく保つために、体幹の筋力を維持したり、全身の柔軟性を維持したりすることが重要で、適度な運動、トレーニングがよいでしょう。
骨粗しょう症の予防も重要で、運動により骨に重力を感じさせること、カルシウムを含め、しっかりとした栄養を摂取すること、日光浴により体内のビタミンDを活性化させること、この3つが重要です。特に閉経後の女性は骨粗しょう症になる人がほとんどです。定期的に骨粗しょう症の検査をして、ご本人の骨の強さを知っておくことが重要です。
アスリートに限らず、一般の人の無理な、急激なダイエットも骨を脆くさせますので、注意が必要です。
細身の女性は、一般に骨が脆い傾向にあります。身長維持もですが、何より健康維持のために注意してください。

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