【2022年4月22日 今日の富士山】

おはようございます。
昨夜降った雨があがり、朝から蒸し暑いほどの陽気ですね。
今日はこれからもっと気温が上昇!
夏日になるところもあるようです!
こまめな水分補給と、紫外線対策を万全に行ってください☆
そんな今日の富士山。
朝は見えていたのですが、すぐに雲に隠れてしまったようです。
シャッターチャンスを逃してしまいました。
これから雲がなくなっていくかもしれないので、ちょこちょこ観察してみようと思います^^
今夜は「4月こと座流星群」が極大を迎えるらしいので、このままスッキリと晴れてくれるといいですね♪
三大流星群と比べると流れる数が少ないものの、ひときわ明るい「火球」といわれる流れ星が出現することがあります。
見えたらラッキーという気持ちで眺めてみてください^^
金曜日です。今日も最後まで頑張っていきましょう!
それでは今日は“ホットフラッシュ”について書いていきます。
「最近、急に顔がほてって汗がたくさん出るようになった」「常にのぼせている感覚があり、些細なことでもイライラしやすくなった」
このようなお悩みをお持ちの人は、もしかすると「ホットフラッシュ」と呼ばれる更年期症状が生じているかもしれません。
更年期症状は50歳前後10年間に生じるといわれており、自律神経失調症状と精神症状が相互に関係しあって起こると考えられます。
ホットフラッシュの「のぼせ・ほてり・発汗」といった症状には個人差があります。
「調子が悪いだけ」と軽く済ませる人もいれば、「何かの病気ではないのか」と重く捉えて悩む人もいるようです。
自分の症状が「更年期」よって生じているものなのかを理解することで、対策することができるでしょう。
以下はホットフラッシュの症状の特徴です。
・突然のぼせて顔が熱くなる
・ほてりや発汗が顔から始まり、頭や胸に広がる
・顔は熱いが、手足や腰が冷える
・熱感と発汗が2~4分間持続し、ときに動悸が起こる
・気温と関係なく、急に汗が出る
・夜中に大量の汗をかく
このような症状に当てはまる人は、「更年期」のホルモンバランスが原因と考えられています。
20~30代でピークを迎える女性ホルモンが、40代に入ったころから急激に低下し始め、自律神経の失調につながるため、ホットフラッシュの症状が起きるといわれています。
女性ホルモンは脳(視床下部)の指令によって卵巣からうまく女性ホルモンが分泌できなくなります。
そうすると、視床下部からのホルモンが過剰に分泌されてしまうのです。
視床下部は、ホルモンだけではなく自律神経をコントロールする役割も担っているため、ホルモンバランスが乱れると自律神経にも影響が出てしまいます。
自律神経は、血圧や体温、発汗などをコントロールしているため、自律神経が乱れるとこれらの調節がうまくいかなくなり、ホットフラッシュの症状につながると考えられているのです。
ホットフラッシュの症状には、ホルモン補充療法のような西洋医学的治療もできますが、漢方を活用するのもおすすめです。
漢方は、からだの全体のバランスを整えてくれ、更年期のさまざまな症状の改善を得意としています。
そのため、婦人科での治療でも、自然由来の薬として多く使われているのです。
漢方の観点からみると、ホットフラッシュは「腎」と「肝」に関係すると考えられます。
「腎」のはたらきは加齢とともに低下して、女性ホルモンの分泌に影響します。
また、「肝」は自律神経と関係するため、何かしらの要因で肝が乱れると、血の巡りが悪くなってのぼせなどの熱感がより一層出やすくなるのです。
漢方薬は、「腎」や「肝」の機能を高めるようはたらきかけ、血の巡りや自律神経を整えることで、症状を改善していきます。
漢方薬を使うメリットは、単にホットフラッシュの症状を緩和するだけではありません。
漢方薬は生殖機能の低下を抑え、自律神経のバランスを整えて血流をよくすることで、不調が出にくい体質へと導いてくれます。
「腎」の機能を高めることで、からだに潤いを与えて余分な熱をとることができます。
一方、「肝」のはたらきを整えることで、自律神経が整って水や血の流れがスムーズになり、のぼせや発汗だけでなく、イライラや冷え、肩凝りといった不調にも効果が期待できます。
自分に合った漢方薬を選び、のぼせやほてり、発汗などの更年期症状が出にくいからだをつくりましょう。
<ホットフラッシュにおすすめの漢方薬 >
・加味逍遙散(かみしょうようさん):肩凝りやイライラを生じやすい方
血の生成や巡りを整えるほか、自律神経の乱れやホルモンバランスを整えます。ホルモンバランスの乱れによる冷えのぼせやメンタル不調に多く用いられます。

・抑肝散加陳皮半夏(よくかんさんかちんぴはんげ):ストレスの発散がうまくできず、緊張すると腹痛や頭痛が起こりやすい方
からだの上へ昇った気を静め、自律神経を整えます。また、血の巡りを改善し頭痛にも効果が期待できます。さらに、胃腸を整えるはたらきもあるため、胃腸の弱い方でも服用しやすい漢方薬です。

・柴胡加竜骨牡蠣湯(さいこかりゅうこつぼれいとう):強い不安感やイライラ、不眠が伴う方
乱れた自律神経のバランスを整えつつ、からだにこもった熱を冷まして、精神を安定させ、のぼせのほか動悸などを改善します。

以上、3つの漢方薬をご紹介しましたが、大切なのは、選んだ漢方薬が自分に合っているか否かということです。
自分の今の状態に合っていない場合は、効果が出ないばかりでなく、副作用が生じることもあります。そのため、購入の際には漢方に精通した医師、薬剤師への相談をおすすめします。
ほてりや冷えのぼせ、頭からの発汗過多といった症状を引き起こす「ホットフラッシュ」。
症状の出やすさに個人差があるのはなぜか。それは、閉経前までの生活習慣が関係しています。
日頃から、規則的な食生活や運動習慣、ストレス緩和などに気をつけていれば、出てくる更年期症状もひどくないはず。しかし、このような丁寧な生活を続けることはなかなか難しいでしょう。
漢方薬は、日々変動するからだをサポートするので、ホットフラッシュの症状が出にくいからだを目指すことができます。
自分に合った漢方薬やセルフケアを見つけて、ホットフラッシュなどの不調が出にくいからだづくりをしていきましょう。
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